ブログやツイッターなどで感想を書いていただいたり、
お手紙をいただくたびに、
さまざまな受け取り方に、うれしく、驚いている。
最初は自分の頭の中にしかなかったものが
詩として一冊にまとまり、
ひとが読める状態になり、
こうして、感想をいただくのはとても不思議なことだ。
忙しいなかでも、反応をかえしてくださる、その手間を考えると、
ほんとうにありがたい。
表紙のデザインがいい、と言ってくださるかたも多く、
わたし自身もとても気に入っているので、それもうれしい。
デザイナーの吉岡さんがさりげない遊びを入れてくれた部分がある。
本の裏をみると、カバーには、バーコードや出版社名が左上にあるが、
そのほかには、文字などは書かれていない。
でも、よ~く眺めると、あれ?中央に、ボールの影のような丸いかたちがうっすらと見える。
カバーをとって、本自体の裏表紙を見てみると、その正体がわかる。
七月堂さんのロゴマークの朝顔が、ぽっ、と宙に浮かんでいるのだ。
この朝顔のログマーク、カバーの場合は、背表紙の下の部分に入っている。
裏表紙のロゴマークが、カバーをかけたときに、うっすらと透けてみえたら、
雪の影みたいに見えるかな?という遊び。
この雪の影は、まるで冬のおとしもののようだ。
ちなみに、詩集自体の表紙の文字は、モノクロだけれど、
これも、カバーの文字が雪に映ったときの影のイメージだそう。
そして、表紙の次の色紙(見返し)は、
「雪が降りそうな夜から朝にかけての空の色」を思って選んだ、とのこと。
「里紙」という種類の紙のなかの、「水」と呼ばれる色。
オパールと墨を含んだ冬空の色にも見える。
ささやかなことも大切にしながら、
デザインしてくれたことが、こころに残っている。
ありがとう。
※上の写真は、カバーの裏。中央にうっすらと…。下の写真は、詩集の裏表紙。中央には
七月堂さんの朝顔が。
『あのとき冬の子どもたち』は、七月堂さんのHPから購入できます。
http://www.shichigatsudo.co.jp/info.php?category=publication&id=anotokifuyunokodomotachi
※新宿の紀伊國屋書店、池袋のジュンク堂にも置いてあるようです。
※書店のサイトでは、紀伊國屋書店、LIBRO、ジュンク堂(honto)のサイトからも、それぞれ注文できるようです。
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