2017年12月5日火曜日

詩書月評

今年は、現代詩人会の投稿欄の選考や、H氏賞の選考にも関わり、ひとの詩を読むという面では、とても学ぶことが多かった一年だった。


詩作の面でも、第三詩集『あのとき冬の子どもたち』を刊行したことでより交流も広がり、
とてもありがたい年になった。


来年は、個人誌を作ろうかな・・・と考えていたところ、
ありがたいことに、「現代詩手帖」の詩書月評のお話をいただき、2018年1月号から一年間、担当することになった。

既成の書き方を無自覚になぞったものや、心情吐露詩でもなく、
けれど、言葉の空虚な器を作ることにばかり惑溺しているものでもなく、
読むひとに、真新しい感覚の地平なり、戦慄を覚えるほどの言葉の深淵を感じさせてくれる詩集に一冊でも多く出会えたらと思う。


多くの詩集を読む時間を重ねることで、自分の詩作もきっと深まってゆく、という希望を持ちながら、進めてゆきたい。