『現代詩手帖』2018年1月号の「詩書月評」で取り上げた詩書は以下の通り。
暁方ミセイ『魔法の丘』(思潮社)
マーサ・ナカムラ『狸の匣』(思潮社)
櫻井周太『明るい浜辺』(私家)
岩切正一郎『翼果のかたちをした希望について』(らんか社)
たかとう匡子『私の女性詩人ノートII』(思潮社)
どの詩集からも、それぞれの言葉の新しさと挑戦が伝わってきて、
読んでいると、こちらの感覚もみずみずしく息を吹き返すようだった。
多くの詩集を紹介できたらと思いつつも、
軽く触れて、次へ次へと急ぐのを許してくれない詩集ばかりだったので、
今回取り上げたのは5冊のみになってしまったのだけれど・・・。
これからも、どの詩集を取り上げるか、で、おおいに悩みながら、
時間が許す限り、一冊、一冊の声を聞き取れたら、と願っている。
焦らず急がず、今は目を凝らし、耳を澄まそう、と自分に言い聞かせながら・・・。