2020年2月27日木曜日

「現代詩手帖」3月号 「一個の林檎を照らす新しさの方へ」

2月28日発売の「現代詩手帖」3月号の特集は、「詩はどこにあるのか 10年代詩を読む」。

2000年代~2010年代に登場した注目の詩人たちによる興味深い座談会や、10年代の詩の流れや特徴に触れた多彩な論考が並んでいます。

わたしも論考「一個の林檎を照らす新しさの方へ」を寄稿しました。

2010年代後半に第一詩集を刊行した三人の詩人。
十田撓子さんマーサ・ナカムラさん水下暢也さんのそれぞれの詩集の魅力を紹介しながら、詩の「新しさ」や詩を書くことについて、自分が感じることを書きました。

数人の優れた書き手の詩集に現れる共通点を、その年代の詩の傾向としてとらえることも時には必要だと思いますが。

個人的には、時代を超えて人を惹きつける詩の魅力の理由に触れることができたら、と思っています。

論考に出てくる「一個の林檎」とは何か…。
お読みいただけましたら幸いです。

この論考で紹介した三冊は、2010年代という限られた時代の枠を超えて、これからも読むたびに新鮮な喜びを与えてくれるだろう、素晴らしい詩集ばかりです。
未読の方はぜひ。