2021年4月14日水曜日

「イリプス IInd」に詩を寄稿しました

「イリプス IInd」は、倉橋健一さん、たかとう匡子さん、松尾真由美さん、渡辺めぐみさんなど、詩の優れた書き手でもあり、読み手でもある詩人たちが参加している、読み応えのある詩誌。

 その33号(2021年3月10日発行)に、詩を寄稿しました。

今回は、ご依頼時に、「詩の長さは自由でOK」とおっしゃっていただいたので、5ページにわたる、やや長めの散文詩を書きました。

(奇しくもこの号では長めの散文詩が多かったようで…。「200ページを越えてしまった」と「あとがき」に編集者の松尾省三さんが書かれていました。詩作品群の最初に載っている北川透さんの御作品も、5ページにわたる散文詩。ことばの躍動と流れが面白い一篇です)

いま、詩を書くとき、次の詩集が求めるものを想像しながら書いています。一つの森や湖の地図を構成する、その一部を少しずつ埋めてゆくイメージでしょうか。

今回の散文詩「ひとりあるき」は、生まれたときに初めて見たはずの「ゆき」の感触や冷たさを、ことばと息のなかに潜ませるようにして書きました。

 お読みいただけましたらうれしいです。

 「イリプス IInd」は、出版社澪標のサイトからご注文できます。

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