2021年5月12日水曜日

夏の詩誌『BLUE PERIOD』について

 昨年は、ある程度ボリュームのある個人誌『glass』を発行しましたが、今年は2号めを続けて作るよりも、何か違うことをしたいな…と考えていました。

今年もまた昨年同様、自由に遠出や外出ができない状況が続いているせいか、日々のなかで無意識のうちに息苦しさを感じることがあります。そこで、心だけでも小さな旅に出るために、軽やかなかたちの詩誌を作ってみてはどうだろう、と思いつきました。

そう、夏の青い風や光や匂いをはらんだ、一枚の手紙のような詩誌を。

そして、5月5日に『BLUE PERIOD』という詩誌を発行しました。

詩誌とはいっても、多くの方に気軽に手にとってもらいたいと思い、今回は、テイクフリー(無料)の二つ折のリーフレットタイプにしました。

BLUE PERIODというタイトルが示すとおり、詩誌には、「青」をどこかにちりばめた詩を3篇収録。

1篇めの「CURTAIN」は、ある夏の物語を辿るような行分け詩。

2篇めの「DROPS」は、英単語と短歌(一行詩とも読める)を1セットとして、何セットか組み合わせて一篇とする横書きの詩。

3篇めの「MIRROR」は、「粉々に割れた鏡に映る/無数の満月」というフレーズをやや変化させつつリフレインさせる行分け詩。

昨年の個人誌のときと同じように、今回も、東京の七月堂さんと大阪の葉ね文庫さんに置かせていただいたほか、通販サイト「BOOTH」を通して、ご興味のある方に向けて通販もしました(フリーペーパーのため送料のみの価格で)。

Twitterをご覧くださったたくさんの方からご注文いただいたおかげで、10日間でBOOTHの在庫はなくなりましたが、七月堂さんと葉ね文庫さんにはあると思います。ですが、今はまだ外出しづらい状況が続いていますので、もう少し落ち着いたころにでも、それぞれのお店でご覧いただけたらと思います。

今回も、BOOTHでの通販を通して、ご購入くださった方から直接ご感想やありがたいメッセージをいただいたり、と、とてもうれしい時間を経験させていただきました。

お求めいただいたみなさまに心より御礼を申し上げます。

ご参考までにBOOTHのページも載せておきます。

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