2018年3月27日火曜日

『現代詩手帖』4月号 「詩書月評」

現代詩手帖4月号「詩書月評」で取り上げた詩集は、以下のとおりです。


福田知子『あけやらぬ みずのゆめ』(港の人)
松原立子『アルケースの話』(七月堂)
岩木誠一郎『余白の夜』(思潮社)
中野正裕・広瀬弓『虫数奇』(ふらんす堂)
藤山増昭『命の河』(編集工房ノア)
中村薺『かりがね点のある風景』(私家版)
中原秀雪『モダニズムの遠景 現代詩のルーツを探る』(思潮社)


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どの詩集も、読むひとを選ばない平明な表現で書かれていながらも、言葉の組み合わせから独自の豊かなイメージが生まれていて、読めば読むほど味わいが深まります。
毎号、私家版の詩集も取り上げていますが、佇まいはささやかでも、私家版だからこそ作者の思いが自由に表れている詩集もあるので、小さなものにも、これからも目を向けて行こうと思っています。
ご紹介した7冊、ぜひ手に取っていただきたいと思います。